30年以上前にやったノイズキャンセリングの簡単な実験

ノイズキャンセリングヘッドホンが実用化されています。

ハイテクの塊のようですが、基本原理は簡単です。
音の波反対の波で打ち消すという、
基本的な音の波の性質を利用しています。

30年以上前、当時中学生だった私も、音を消す方法を考えていて、
簡単な実験でノイズキャンセリングの効果を確認していたことがあります。
(あの時、もっとやっていて特許を取りまくっていれば良かった…(笑))

家にミニコンポとかがあれば簡単にできるので、夏休みの自由研究なんかにどうでしょうか?

実験の目的

1.音の波に、その音と反対の波をぶつけて音が消える(小さくなる)か確かめる
2.消えるとしたら、どんな音が消えるか?確かめる

準備するもの

スピーカー2台
・スピーカーケーブル2本
アンプ(モノラル音声出力できるタイプ)1台
・チューナー1台 (アンプにチューナーが入っていれば不要)

仮定条件

右のスピーカー(R)を騒音(ノイズ)源とする
左のスピーカー(L)を騒音(ノイズ)の打ち消し音とする

 

実験準備

(1)スピーカーを向かい合わせに配置する

スピーカー向かい合わせ

 

(2)アンプとスピーカーをスピーカーケーブルでつなぐ。

スピーカーの背面端子(入力)。通常、黒が(-)マイナス、赤が(+)プラス。

スピーカーの背面端子部分は、通常色分けされていて極性がわかるようになっている。同様にアンプの背面端子(出力)も同じように色分けされている。

今回の実験では、
・右のスピーカーは、
アンプの出力スピーカーの入力の性(+、-)を揃えて、正しくつなぐ。

・左のスピーカーは、
アンプの出力とスピーカーの入力の極性(+、-)を逆につなぐ
(右のスピーカーと逆位相の音にするため)

 

◆アンプとチューナーをつなぐ

 

実験方法

アンプの出力は、「モノラル」に設定、
チューナーから音を出す。

(ステレオだと、LRから違う音が出て、逆位相にしても打ち消しあわないため)

私の場合、チューナーから、ホワイトノイズ(シャーという音)や、音楽等を流していました。

 

スピーカーの位置を変えたり、音源や、音量を変えたりして、どんな時に音が消えたり(小さくなったり)するか確かめてみましょう。

 

私がやった時は、完全には音は消えませんでしたが、
はっきりとわかる位、音が小さくなりました!

低い音は結構小さくなります。
逆に高い音はあまり小さくなりませんでした。

 

面白いですよ~♪