【長時間通勤】残業と同様に労働時間管理を!

長時間通勤をしている人は、17時ではなく、
時々15時や16時で仕事を引き上げて早く家に帰れるようにしよう

また、インターネットを活用して、会社に行かずに仕事をする
在宅勤務」の日を増やしていこう。

そしてこれらの働き方改革は、従業員サイドから推進するには限度があるため、
もっと経営者が推進していこう。

 

長時間通勤(遠距離通勤)は、時として仕事のパフォーマンスを著しく低下させるだけでなく、健康(精神的・肉体的)にも影響を与えるおそれがあることを、従業員だけでなく、経営者や人事部門は心しておかなければなりません。

 

片道2時間の遠距離通勤に疲弊し転職した人の話
大学時代の友人から聞いた話、、、 その人が数年前、ある有名企業に勤めていた頃、会社命令で勤務場所が変わり、 通勤時間が片道2時間近くかかるようになってしまったとのことです。 当時家庭の事情で、家族帯同の転勤も単身赴任も非常に困難な状況だった

 

以前東京で暮らしていた時、片道2時間かけて通勤されている方をよく見かけました。片道2時間ということは、1か月20日勤務として80時間も通勤に使っているのですから、通勤の状況によっては残業をしてなくても80時間も時間とエネルギーを会社勤めに費やしていることになります。

さらに残業が月30時間あった場合、通勤時間と合わせて110時間も定時以外に余分に会社勤めに費やすことになるのです。

 

よく残業時間が●●時間で健康が、、、と議論されていますが、通勤時間も考慮に入れるべきだと思います。長時間通勤は、多くの従業員にとって残業時間と同じようなものでしょう。

 

ノー残業デーとかで定時に退社しても、18時以前に家に帰れる人がいる一方、寄り道せずに家に帰っても20時になる人がいます。健康配慮の観点で言えば、会社都合の異動で通勤時間が長くなった人はもちろん、そうでない人たちも含めて長時間通勤に対する配慮がもっと必要だと思います。

 

通勤時間は会社の指揮下から外れているから、残業時間とみなされないとよく言われていますが、会社に出勤するために満員電車に乗って何時間も不自由を強いられる状態が、果たして会社の指揮下から完全に外れていると言い切れるものなのでしょうか。

 

その時代に合わせた考え方、生き方が求められています。
世界から取り残されないためにも。