PC/ネット/SOHO環境の変遷(備忘録)

■1995~1998 インターネット黎明期。ダイヤルアップ接続環境

PC

  • Machintosh Paforma 575(デスクトップ)
  • Power Mac 7300/180(デスクトップ)
  • Machintosh Powerbook 5300c(ノートパソコン)

 

→使用したいソフトウェアーがWindowsに対応しておらず、Macを愛用していた。Macは当時からネットワーク対応で、Lanポートが標準装備だった(PowerMac、PowerBook)。AppleTalkで家庭内ネットワークを構築し、ネットワークプリンタなどを利用していた。

PowerMacintosh7300/180

パワーMac7300/180。周辺機器は、バックアップ用外付HDDとMOドライブ、フラットベッドスキャナー、CD-Rドライブ。当時はUSB規格がまだなかったので、接続はSCSI接続であった。

 

プリンター

  • HP Deskwriter 310

 

ネット接続環境

  • ホームネットワーク:AppleTalk
  • インターネット:ダイヤルアップ接続、テレホーダイ
  • プロバイダ:DTIインターネット、IIJ4u

 

■1998~ Windows機を導入

PC

  • IBM Thinkpad
  • Let’s note
  • Power Mac G3

プリンター

  • EPSON PM700C

ネット接続環境

  • Flet’s ISDN(ルーター:MN128 SOHO PAL)

→待望の常時接続サービス。開始時、受付電話が半日つながらない程の人気だった。

 

■2002~ ブロードバンド化。NASを導入

PC

  • Let’s note R3
  • Faith Desktop(BTO PC)

NAS

  • HDA-i160G/LAN2(2003~)

■2005~ モバイル環境を整備

Willcom PC card

 

ネット接続環境

ADSL常時接続 Flet’s ADSL 1.5M(ルーター:Buffalo)

◼︎2012~ クラウドを本格利用

  • Let’s Note RZ4
  • Thinkpad-X
  • iPhone(スマートフォン)
  • ASUS VivoTab(Windows8 タブレットPC)
  • NAS(自宅用、事務所用各2台)
  • クラウドサーバー(レンタルサーバーを契約)

ネット接続環境は光ファイバー Flet’s光(自宅/事務所 固定回線)、モバイルWifiルーター

 

改めて振り返ってみると、SOHO環境に必要なコストは限りなく下がったことを実感している。

インターネット黎明期は、上記のシステムだけでもかなりかかった。当時大学生だった私は、アルバイトで稼いだお金をせっせとパソコンやネット環境の構築につぎ込んでいた。

つぎこんだそのシステムの費用があまりにも大きかったので、元を取るべくネット上でビジネスを展開することを思いついた(笑)。確か1996年頃。今から20年以上も前の話である。ホームページ作成サービスのウェブサイトを作成し、ホームページ作成で報酬を得た。最初の顧客は広島の自営業の方だった。宣伝も、決済も、連絡も、納品も、インターネットのサービスを利用して、遠く離れた広島のお客さんとビジネスを展開した。大学の研究が忙しく、システム費用の元を取れるほどのめりこんでやらなかったが、この経験は、インターネットを利用したビジネス展開の可能性を早い段階で実感できただけでなく、私のSOHOの原点となっている。

1990年代にSOHOなんてやってる人は私の周り(ネットの知り合い以外)にはあまりいなかったので、学生の身分であった私は、ビジネスはそこそこにして、半ば趣味同然のネットを用いた情報探索の可能性探求や、検証実験にのめりこんでいった(笑)。

まだWeb上の情報も少なかったので、自分で調べた情報をWeb空間に蓄積していったら、自分だけでなく、他のインターネットユーザーにどんなに役に立つだろうかと思い、たくさんのウェブサイトを構築して情報を発信した。当時からモバイル環境の充実に力をいれていた私にとって、調べた紙のメモをなくしてしまう位なら、Web上にアップしたほうが、探すのがたやすかったのである。当時は、ヤフーがWeb上の情報を整理することに力を入れていて、サイトを分野別に整理した、ディレクトリーサービスというのを展開していたので、私の作ったサイトをすべて申請すると、すぐに返事が返ってきて、すべて掲載してもらえたこともあった。

作ってしばらくすると、私の作ったサイトに人がたくさん訪れるようになった。自分で作って便利だと思ったサイトというのは、他の人にも役に立つものだ。ネット人口の増加もあって、1日に数千人の人が訪問するサイトが増えてくるようになった。(塵も積もれば山となるで、これらのウェブサイト群のアクセスを集計してみると、1億PVを達成していてビックリ。役に立つサイトが数百も集まれば国内有数のPVになるのだなぁと実感)ただ、そういうサイトに限って貧弱なサーバーを使っていて、サーバーが落ちることもしばしばあった。

これまでに何回もサーバーの業者変更を余儀なくされた。自宅サーバーを何台も構築していたときがあったが、夏の暑いときにサーバーから発せられる熱風で家族が熱中症になりかけたので即止めた。しばらくして優良なサービスが出てきたので、今は非常に平穏な日々を送っている(笑)。

今は、その気になれば数万円でSOHO環境が構築できるのではないかと思う。参入が容易になった分、これからいろいろなサービスが創出されるのではないかとわくわくしている。

私も、コンサル業務の合間に、原点に返って学生のように「時間」を作って、新しいサービス創出を考えてみようと思う。