ガス給湯器を長持ちさせるために気を付ける3つのこと

ガス給湯器の寿命はだいたい10年位と言われているが、我が家の給湯器も13年目で故障、修理部品の在庫が無く交換となってしまった。給湯器の故障はかなり高い出費になるので、メーカーの技術者さんから教えてもらった、給湯器を長持ちさせるコツを紹介します。

どれも簡単なことなので、ぜひ実践してみてください。中にはガス代の節約にもなるコツもあり、我が家でもガス使用量が前年に比べて減っており、お財布にも環境面にもうれしい結果が出ています。

 

 

ガス給湯器を長持ちさせるコツ

湯を使わない時は、給湯器を経由して水が出ないように使う

夏場とか給湯器の電源を切っているときに、お湯側の蛇口をひねる(もしくは自在水栓がお湯側に振れている)と、給湯器の配管を経由して冷たい水が流れてきます。この時、給湯器の配管が結露して寿命を縮める要因になりやすいとのことです。

給湯器は、熱効率をよくするために、配管に熱伝導率の良い銅が随所に使われおり、これが腐食しやすいのだとか。どうやったら少しでも腐食をふせげるかというと、

・蛇口のお湯側でなく水側をひねる
・シングルレバー混合水栓では湯―水調整をいちばん水側にする

のように、お湯を使用しない時には、お湯側から水が出てこないようにすればよいとのことです。

 

バーナーが頻繁に点火しないようにする

では、湯を使うときはどうでしょうか。

お湯が必要なときに、ガス給湯器の内部ではバーナーでガスへの点火が行われ、お湯が不要になったらバーナーで消火が行われます。私たちの蛇口の操作で、ガス給湯器は、頻繁にお湯を作ったり止めたりを繰り返しています。

バーナー自体の点火回数には(個体差はありますが)寿命があり、頻繁に点火と消火を繰り返すような使い方をすると早く寿命が訪れます。

お湯を必要な時に、ある程度まとめることができれば、点火回数を減らすことができますが、正直そこまではできていません。。。

うちでやっていることといえば、バーナーがこまめに点火しないように、混合水栓を中途半端にお湯側にせず、お湯を使うときはお湯側に、水を使うときは水側にすることでしょうか。また、給湯器の給湯温度は、やけどしないように、40℃程度にしています。

あと、お湯をちょっと出してちょっと止めるような使い方をしないようにすればいいでしょう。我が家では、給湯器から洗面台まで離れているので、蛇口をひねって暖かいお湯が出てくるまで10秒はかかります。10秒待ってから手を洗えばいいのでしょうが、お湯が出始める10秒以内に止めてしまっていることが多く、配管を暖めているだけになっていました。なので、そんなときは混合水栓をいちばん水側にしています。

 

追い炊き機能付き(循環型)の場合、入浴剤の使用に気をつける

入浴剤の中にはガス給湯器の銅配管を傷める成分が含まれているものがあるので、慎重に選んだほうがよいとのことです。入浴剤の種類や給湯器によって異なるので、詳細は入浴剤の説明書や給湯器の説明書などで確認しましょう。